column 11 住宅設計の基本的な考え方 12

環境問題

建築という行為は古い建物の解体から建物を完成させるまでに大量のエネルギーを消費します。ただ我々設計者が意識を向けることで多少でも消費エネルギーを減らす事は可能です。
なるべく地元産材を使うことやリサイクル可能な材料をセレクトすること、長寿命の建物を作る工夫をすること、完成後になるべく設備に頼らずに冷暖房等のエネルギー負荷を少しでも減らす工夫(日射を遮るひさしを設ける、自然の風通しを考える、落葉樹で木陰を作るなど)をすることなど数えたらきりがないほど。

家づくりにとって当たり前のことをするだけの事が省エネルギーに通じていくことになります。

田上の家

田上の家

大きな開口とそれを守るように深いひさし
これだけでかなりの省エネにつながる